KADOKAWA が発行する漫画誌『ハルタ』が16日、自身の公式ツイッター(X)を更新。漫画『坂本ですが?』や『ミギとダリ』などの作者である漫画家の佐野菜見さんが8月5日に逝去されたことを発表した。享年36
ハルタ公式は「【読者の皆様へ】」と題し「漫画家の佐野菜見さんが8月5日に逝去されました。」と報告。「『坂本ですが?』『ミギとダリ』など素晴らしい漫画を描いてくれたことに感謝すると共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」「読者の皆様へ、佐野さんのご家族と編集部からの言葉をお伝えします。ご一読いただければ幸いです。」と、佐野さんからの遺言と、ハルタ編集部からのメッセージを掲載した2枚の書面を投稿した。
佐野さんのご家族からのメッセージには「ファンの皆様へ 娘の菜見は進行の早いガンにより闘病1カ月と言う早さで8月5日に旅立ちました。ご愛読いただきましてありがとうございました。」と綴られており、最後に遺書から抜粋した「この人生は楽しい人生だったわさ 私はこれから多分もっと自由な世界にいっています…アバヨ」という佐野さんの言葉が記されていた。
なお、葬儀は8月7日・8日に無事、執り行われたとのこと。
佐野菜見は兵庫県西宮市出身の漫画家で、2010年に隔月誌『Fellows!』にて漫画家デビュー。2013年には連載作『坂本ですが?』がコミックナタリー大賞を受賞。同作は2016年にテレビアニメ化された。また、2017年から2021年までに年10回刊漫画誌『ハルタ』で連載された漫画『ミギとダリ』もテレビアニメ化が決定されており、2013年10月放送予定である。ハルタ編集部によると、佐野さんは『ミギとダリ』の連載を終え、アニメの監修などをこなしながら新連載の打ち合わせを進めている矢先に病気が見つかったとのこと。その後、闘病1カ月で逝去した。
天才のあまりに早すぎる死…
これに対しネットの反応は…
「素晴らしい作品をありがとうございました。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。」
「悲報に言葉が見つからず、素敵な作品の数々を思い出されます。とても素敵な作品を生み出してくださり心から感謝致します。」
「坂本ですが?は心がしんどくて笑えない時でも笑えて、ホント楽しく読ませていただきました。」
「画像の遺書の一部を読んで涙しました。早すぎる…」
「流石に早すぎる…。ご冥福をお祈りいたします。」
「初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。唯一無二の世界観です。ずっと大好きです。」
と、たくさんのお悔やみが寄せられた。