
2日、回転ずし大手チェーン店『くら寿司』は中国本土の全3店舗を年内をめどに閉店することを明らかにした。
2023年6月に出した中国本土1号店「上海龍之夢中山公園店」(上海市)は今年6月30日に閉店、残りの2店舗は年内での閉店を見込んでいるとのこと。中国本土では同業の「スシロー」や「はま寿司」が先行しており、知名度不足から集客に苦戦していたようだ。ただ現地法人は存続し、出店計画を再検討する方針を示している。
くら寿司閉店の要因は、取締役によると、進出直後の23年8月に中国が日本産水産物の輸入を停止したことなど「スタートがうまく切れなかった」とのこと。
中国本土の店舗では当初から食材の8割は中国産を使い、現在はすべて中国産だが、風評被害もあり知名度を上げる販促が打ず。出ばなをくじかれたことに加え、中国の不動産不況による不景気が追い打ちかけ、思うように客足が伸びなかったとのこと。
完全撤退ではなく、「もう一度戦略を練り直す」とし、現地での出店計画を見直すとのことだ。
ネットでは
「くら寿司のネタやシャリは本当に小さくなりました。 たまにジョブチューン に社員が出演していますが、店舗の寿司とのボリュームの違いに驚きます。 万博に店を構えたりテレビに出まくってド派手な宣伝するよりも誠実な商売をしてほしいです」
「上海のくら寿司が初出店した時に行ったけど、支払いのプロセスが面倒で説明もよく分からず、もう少し便利にならんものかと不満に感じました。あと米が不味かったです」
「日本でももう少し頑張ったほうがいいと思う。 びっくらぽんとかじゃなく、本業の「寿司」の方を…」
「既に上海の地元企業がくら寿司の「ビッくらポン!」とほぼ同じ抽選ゲームがついてる回転寿司店を複数店舗展開してます。ネタの大きさはくら寿司に比べてやや小ぶりだが、低価格路線が上海市民に受け入れられていて、早い話がくら寿司は後発企業として上海市場に飛び込んでこの企業に勝てなかったから撤退するわけです。くら寿司が中国でやって行く上で一番進出したらダメな都市上海からスタートしたのが失敗の原因です」
「撤退は早期判断が必要で、全店撤退は英断ではないでしょうか。 くら寿司さんのこれからの質(おいしさ)向上に期待したいです!」
「中国に進出しても危険なだけだと思いますがね。まず、生の魚を扱うし、衛生面の管理が続けて保てるとは思えない。くら寿司のとった選択は正解だと思う」
「もっと寿司で勝負しないと海外では負け続きになりそう」
「いやいや、日本でもくら寿司は大苦戦でしょ 他社に比べて商品が少な過ぎる」
「国内でも一番クオリティが低いイメージ。 値上げしてから行ってみたら高かろう悪かろうになっていた」
「これ以上の損害を出さず、最小限に抑えられたくら寿司 政治問題で売り上げが乱高下する国で、もし100店舗も出していたら、損害額は計り知れなかっただろう くら寿司の勇退は素晴らしい!」
「くら寿司、とりあえず日本をきちんとしてほしい。 清潔感に欠けていてネタも小さくて来るのも遅かった」
「中国に限らず、日本でもくら寿司はダメだろう」
など様々な意見が上がっている。
