AKB48の柏木由紀が、4月いっぱいでグループを卒業する。彼女にとってのラストシングル『カラコンウインク』が3月13日にリリースされたが、売上は芳しくないようだ。
オリコンによる12日付けのデイリーシングルランキングにて、『カラコンウインク』は推定売上枚数27.8万枚で初登場1位を獲得も、前作からは大きく数字を落としている。
63thシングル『カラコンウインク』は、グループ在籍17年以上の柏木が、初の単独センターを務めた楽曲。作曲を『Everyday、カチューシャ』『真夏のSounds good!』などの井上ヨシマサ氏が手掛けていることもあって、往年のファンからも注目を集めていた。
過去5作の中でも最低クラスの売上
アイドルライター曰く、前作『アイドルなんかじゃなかったら』の初日売上は、およそ31.5万枚。なので3万枚以上も数字を落としている。それどころか『カラコンウインク』は、過去5作の中でも最低クラスの売上。前々作『どうしても君が好きだ』が28.2万枚、その前の『久しぶりのリップグロス』が27.0万枚、『元カレです』28.8万枚、『根も葉もRumor』が32.0万枚だった。
そもそもAKB48は新型コロナウイルスの影響をモロに受けている。コロナ禍直前の2020年3月に発売された『失恋、ありがとう』の初日売上は、なんと115.0万枚もあった。
しかし、コロナ禍の21年9月にリリースされた『根も葉もRumor』は前述の通り、初日32.0万枚。やはり〝会いに行けるアイドル〟というAKB48のコンセプトが崩れたためだろう。
現在のAKB48は…
現在在籍しているのは、正規メンバーが28名、研修生が18名のあわせて46名。
さらに正規メンバーで卒業を発表しているのが柏木、岡部麟、小田えりな、佐藤美波の4名。正規メンバーが最多だったのは2014年の139名だ。
AKB48ファンは、一般知名度の高い柏木が卒業した〝後〟のことを心配しているだろう。『カラコンウインク』の売上低迷は、残されるメンバーにも衝撃を残したかもしれない。
3/16に卒業したゆきりん
卒業コンサートを終えた柏木には、様々なコメントが寄せられている。
「17年間お疲れ様でした! そしてありがとうございます!! これからも応援しています!!」
「最高の1日を作ってくれてありがとう! AKBのゆきりんに出会えて、好きになって本当に幸せでした」
「心からおめでとうございます」
「17年間も続けるってホント凄い」
「卒業してもこれからもゆきりんのことずっと大好きです」
「とっても素敵なコンサートでした!」
CDの売り上げは爆死状態でも、寄せられたコメントにはファンの愛情が溢れている。