12日、渋谷ホワイトシネクイントは、9月20日から1週間限定で上映を予定していた映画『シザーハンズ』(1990)のリバイバル上映を中止すると発表した。
上映決定の情報は、11日に発表されたばかり。劇場は公式サイトにて「9月20日(金)~26日(木)に、上映を予定しておりました『シザーハンズ』につきまして諸事情により上映中止とさせていただきます。 楽しみにしてくださっていた皆様に、心よりお詫び申し上げます」とお知らせを掲載した。
上映中止の経緯については、海外窓口と上映について交渉を進め許諾を得たが、 先方担当者の認識に誤りがあり、国内での上映は難しいという判断に至ったと説明し、謝罪も述べている。
『シザーハンズ』は、人気俳優ジョニー・デップが主演を務めたダークファンタジー。両手がハサミの人造人間・エドワード(ジョニー)と、心優しい人間の娘キム(ウィノナ・ライダー)が織り成す、ロマンチックで切ない恋の物語。監督はティム・バートン。
ネットでは
今回の公開中止については、
「同劇場は108席の単館で、1日に複数の作品を上映している。20thFOXから請求された上映回数(≒料金)が規定以上でないことだったのが中止になった主要因だと思う。映画館側が上映条件を事前に確認していなかったことが問題ではないだろうか」
「何でもかんでも明らかにはできないんだろうけど こんなの全然、 説明にも経緯にもなってない、と思っちゃう」
「小さな映画館では、予算的に難しいと言うことなのかもしれない」
「映画業界には詳しくないけど外国企業との交渉ではちゃぶ台返しされることはよくあるらしい」
「契約を結んだ海外の窓口が、実は日本での上映を許諾する権限がなかった…という話らしい」
「何が問題だったのかよく分からない。シザーハンズが特に問題作だとは思いませんけど。 独特の世界観と映像美、当時の価値観が今とは異なるのかもしれませんが、それも含めての映像作品でしょう。 作品に罪は無いです」
「権利関係などの問題でしょうか?もう少し説明が欲しいです」
との声も上がっているようだ。
作品については、
「後世に継がれし名作」
「是非とも上映して欲しかったので中止は残念」
「人間の感情の全てが詰め込まれてる、とても素晴らしい作品だと思います。「君を抱きしめたいけど、傷つけたくない」って言っていた気がしたけど…涙が止まらなかったな」
「幻想的でカラフルなんだけど切ない。 なんとも味わったことのない感覚になったなぁ。 久々に見てみたいな」
「ほんとに名作」
「高校生の頃映画館で見てボロ泣きしました。 今まで見た映画の中で一番泣いたと思います」
と絶賛の声が多く上がっている。