
ボクシング・世界4階級制覇経験者で前WBOスーパーフライ級王者の田中恒成(29)が4日、自身のインスタグラムを更新。現役引退を発表した。
田中は
「プロボクサーを引退します。
プロ生活11年。
長い間、たくさんの応援本当にありがとうございました。
理由としては、度重なる眼の怪我が全てです。
前回10/14に行われた防衛戦。
試合前から両目の状態が悪く、試合後直後に両目ともに手術する事を決めて試合に臨みました。
しかし、試合開始直後、右眼が見えなくなってしまい、3R目には光も完全に全て消えてしまいました。
左目の状態も悪い中、試合を終え、両目とも手術を行いました。
視力は回復したものの、今も右眼の視界は大きく歪み、両眼で焦点を合わせる事ができなくなってしまいました。
2021年〜の4年間で首のヘルニアの手術をしたり、目の手術だけでも沢山、数多くの手術をしていた影響もあり、眼は脆くなり、試合どころかスパーリングもできない状態になりました。
リングに上がる道がなくなってしまったので、こうして引退を決めました。
身近な人の応援から始まり
そこから沢山の人に応援をしてもらえる様になりました。
あの声援があったから、一度も諦める事なく、リング上で戦い続ける事ができたんだと思います。
ボクシングを通して、”カッコいい人になりたい”
そう思ってここまでずっとやってきました。
何をするにも判断基準はカッコいいかどうか?
そんなボクサーに、人になれているかはわかりませんが、これからもその軸は変えずに、結構 頑張って生きていきたいと思います。
ここまで応援本当にありがとうございました」
とつづり、度重なる眼のケガによって引退することを発表。
田中は井上尚弥、井岡一翔とともに、日本人男子で3人しかいない世界4階級制覇達成者として知られる。
29歳の若さで引退…驚きと労いの声
ネット上には
「本当に素晴らしいファイトの数々と感動をありがとうございました」
「最高にカッコよかったです」
「インタビュー等でも好青年ぶりがわかり、本当に応援したくなるチャンピオン!お疲れ様でした!是非解説など聞きたいので、まずはゆっくり休んで次のステージも応援しています!!」
「恒成はいつもかっこよかった お疲れ様でした」
「ボクシング人生よりもこれからの人生の方がはるかに長いことを考えればこの決断は正しいと思います。 世界最速の4階級制覇の偉業は素晴らしいこと。 お疲れ様でした」
「お疲れ様でした。まだまだ人生長いのですし、4階級制覇も成し遂げて現役での戦いは両目が無事な内に終了でいいと思います。今後は素晴らしい選手を育てて欲しいです」
「前戦で目をつむるしぐさが気になってたが、そういうことだったのか。 結構ショックだよ。 相手に襲いかかる時の獰猛な表情が大好きでした。 ありがとう」
「そうだったんだ。 スピード溢れる魅力的で好きなボクサーだったから残念。 ただこれからの人生のほうが全然長いし、健康に過ごして欲しい」
「まだまだやれると思ってたからビックリ。 お疲れ様でした」
といった驚きや労いのコメントなどが相次いでいる。
