
名古屋で市民に親しまれてきた、1962(昭和37)年創業の老舗洋食レストラン「広小路キッチンマツヤ」(愛知県名古屋市中区錦1丁目20-25 広小路YMDビル2F)が、8月15日をもって閉店した。16日、レストランの公式ホームページで発表された。
同ホームページでは「閉店のお知らせ」と題し、
1962(昭和37)年より「食を通じて社会に貢献」の理念のもと、『広小路に生まれた名古屋の味』を提供して参りましたが、このたび、誠に遺憾ながら、広小路キッチンマツヤ、伏見酒天童子、酒天童子ネオポリス店の各店舗は、2025(令和7)年8月15日をもちまして止む無く閉店という苦渋の決断をするに至りました。
コロナ禍が明けて以降、約3年という月日が流れましたが、最後までコロナ禍前の売上水準に達することが叶わず、資金繰りに苦慮していました。販促を強化し、経営体質の改善に努め、M&Aという解決策も模索し、良いご提案も頂けたのですが、最終的には成就に至らず、万策尽きた次第です。
皆様に当店の味の提供が叶わなくなるのは誠に申し訳なく、同時に、無念極まる思いであります。
これまでの長きに渡るご愛顧に厚く御礼申し上げ、深く感謝致します。
株式会社広小路キツチンマツヤ
従業員一同
とのコメントを発表。
また、公式Xアカウントも8月19日に
「誠に遺憾ながら、広小路キッチンマツヤを含む弊社の全店舗は閉店という苦渋の決断をするに至りました。 長らくのご愛顧に厚く御礼申し上げるとともに、深く感謝申し上げる次第です。 突然のお知らせとなりましたことをお詫び申し上げます」
と投稿している。

老舗人気店の突然の閉店に驚きと悲しみの声
ネット上には
「広小路のキッチンマツヤ閉店しちゃったの?」
「キッチンマツヤ閉店マジ?」
「広小路キッチンマツヤが閉店したと聞き、絶句している」
「洋食店ならではの赤ワインを使った味噌ダレの味噌カツは唯一無二でした。プライベート、取材、ツアーと何かとお世話になっていたのでとても残念です」
「キッチンマツヤが閉店しちゃったよ~」
「伏見のキッチンマツヤさんが閉店になりました……」
「キッチンマツヤ閉店だってーー!!? この前行ったばかりなのにー!!!」
「名古屋の広小路キッチンマツヤなどの系列各店が、最後までコロナ禍前の売上水準に達せず閉店らしい。コロナ禍で『あともう少しガンバロウ』を見るたび励まされた。お疲れさまでした」
「ああ、キッチンマツヤ、ついに閉店か……出張で名古屋に来ていた際には大変お世話になりました。。。」
「えええええ!キッチンマツヤ閉店!?ここのプリンめっちゃ好みだった」
「キッチンマツヤの閉店ショック。矢場とんよりもマツヤだった。定食じゃなくても、夜の居酒屋でもっと串かつ食べればよかった。残念無念」
「名古屋遠征、時々行ってた広小路キッチンマツヤさん いきなりの閉店、、、ハンバーグまた食べたかった」
「キッチンマツヤ閉店ショック、、最後に行っておきたかった、、」
「最後まで閉店をアナウンスせず(事前に発表すれば駆け込み需要で大行列になったはず)静かで美しい終わり方を選んだ老舗キッチンマツヤさん63年間お疲れ様でした!!いつかまた伏見でなくとも別の地で…再興を願っています」
といった驚きや悲しみのコメントが相次いでいる。
誠に遺憾ながら、広小路キッチンマツヤを含む弊社の全店舗は閉店という苦渋の決断をするに至りました。
— 広小路キッチンマツヤ|味噌カツと名古屋名物の洋食レストラン (@kitchen_matsuya) August 19, 2025
長らくのご愛顧に厚く御礼申し上げるとともに、深く感謝申し上げる次第です。
突然のお知らせとなりましたことをお詫び申し上げます。https://t.co/l46Ntwq6VB