突然の別れ『人気商品』販売終了の「本当の理由」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
明治ホールディングス株式会社公式より

菓子大手の明治が、53年の歴史を持つロングセラーキャンディー『チェルシー』の販売終了のニュースが3月4日ごろ報じられ、これを受け、瞬く間に店頭からは同商品が消えた。

53年間にわたり愛された商品とあって、SNS上では「惜しむ声」が相次いでいる。加えて、終了まで1カ月を切ってからと、あまりに短すぎるお別れになった。

スポンサーリンク

ここ10年間で生産・販売終了となった商品

2015年に「ポポロン」や「カルミン」、2016年に「サイコロキャラメル」(後に北海道限定商品として復活)、2019年「ひもQ」、2023年に「もぎもぎフルーツグミ」といった知名度の高い商品が、生産・販売終了となった。

また、XYLISH(キシリッシュ)ブランドがガムからグミへ移行したり、カールが西日本限定商品になったりなど、ブランドそのものは継続したが、大きく方向転換するケースも相次いでいる。

販売終了に至った原因

販売終了の理由について、明治の広報は「市場環境や顧客ニーズの変化に伴う販売規模の低迷により収益性が悪化し、販売を終了せざるを得ない状況にあるためです」と説明している。

食品業界に詳しい評論家によると、「近年は飲料製品でも砂糖が使われたものは販売が低迷しており、なんらかの健康効果を謳わないと販売が伸びない。そういったトレンドから、砂糖の塊との印象が強い飴製品は総じて苦戦中。一方で、食感の楽しいグミ製品は人気で、チョコレートもカカオの健康効果を前面に出した商品は販売が伸びている」とのこと。

また、ある経済評論家は、「報道によると『チェルシー』の売り上げは2002年に25億円あったものが、22年には5億円と5分の1に減ったとされている。もちろん、趣味趣向の多様化も要因の一つかもしれないが、多くの日本人の価値観の変化や、経済的背景もあると思われる」と分析している。

特に中年層以上が惜しむ…

「遠足には必ず持って行った思い出の味」

「小学校低学年のころはヨーグルトスカッチ味、高学年になるとバタースカッチ味が好みになり、大人になった気がした」

「今でも食べている。どうして終了を決める前に売り上げが困っていると言ってくれなかったのか。みんなで買って助けたのに」

「残念ですね。いつもあるものだと思っていましたので」

「外国っぽい、日本にはなかった味」

「懐かしい、なくなると寂しい」

と惜しむ声が上がっている。

タイトルとURLをコピーしました