17日、演歌歌手の氷川きよし(46)が東京ガーデンシアターで、約1年8カ月ぶりとなるコンサートを開催した。氷川は、2022年末から歌手活動を休養しており、2022年12月以来、約1年8カ月ぶり、復帰後初のコンサートとなった。
今回のコンサートは、氷川のデビュー25周年を記念し、その歩みを振り返るように約6500人の前でデビュー曲「箱根八里の半次郎」から最新曲「甲州路」まで32曲を披露した。
黒のラメ入りジャケットにパンツ姿で登場した氷川、ナチュラルなメークに耳には黒いピアス。ややウエーブがかった茶色の長髪をなびかせていた。
衣装チェンジでは、スパンコールが光る上下白の燕尾服に衣装や、白と紫の紋付き袴、上下デニムのセットアップ、黒のミニスカドレスなどの豪華な衣装を見せ、その見た目でも観客たちを楽しませたようだ。
2022年末から歌手活動を休養
氷川は2022年12月14日に東京国際フォーラムで公演を行い、大みそかのNHK紅白歌合戦を最後に歌手活動を休養していた。
今年4月には長年所属した芸能事務所「長良プロダクション」から独立。自身が代表取締役を務める新会社「株式会社KIIZNA(キズナ)」を設立したことを報告している。
再始動へと歩みを進めてきた中、本来は16日が復活のステージとなるはずだったが、台風7号の影響で公演が延期となり、17日に大復活となった。
ネットでは
「凄く上手いスタートだと思う。 今までの自分も一緒に、って。 全部自分。否定する事なく受け入れたのは気持ちの上でも楽になったと思う」
「自分を全て曝け出して新しい人生をスタートさせるってすごい事だと思います。 多様性とか差別とかあたかも相手が気を遣わなきゃいけないみたいな感じになってますがこの方みたいに自分の生き方がはっきりしてたら別に周りからどう思われても気にしないんだと思います。 この方の生き方は素晴らしい」
「てっきり氷川きよし時代を完全に捨て去るかと思っていましたがその時代の姿も受け入れられるようになったのですね。氷川きよしとして、そしてKIINAとしてより「限界突破」したパフォーマンスを期待します」
「すごい人だと思う。 ちゃんと氷川きよしも捨ててないのよ。 袴やタキシード姿はやはりかっこいい。男前。 でもKIINAも大切にしてる。 ドレス姿は品格があり美しい。 こうなったらみんな受け入れざるを得ないというか応援したくなる。 頑張って欲しい」
「特別ファンではありませんでしたが、今回のカムバックの様子はとても逞しく綺麗で素敵だなと素直に思いました。 これから応援したいです。美しい人という印象です」
「イメージが変わったときは少しはびっくりしたけど。歌唱力やパフォーマンスはパワーアップした様に感じました。リミッターが外れて隠していた本当の力を見せつけてられた」
「稀代の歌手だと思います。とにかく歌がうまい。特に素晴らしいのは、歌詞が聞きやすいことです。些細なことと思われるかもしれませんが、昨今の何を言っているのかわからない、早口言葉みたいな、AI生成みたいな歌を聞いていると、歌詞を大切に、ていねいに歌う氷川さんのすばらしさを実感します」
「歌唱力、パフォーマンス力はやはり凄いと思う。歌い続けてほしい」
「やはり唯一無二の存在だなと再確認しました」
と応援の声が多く上がっていて、現在もその人気の高さが窺える。