ダウンタウンの松本人志が活動休止になったことで、芸能界の勢力図が変わろうとしている。
『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)を引き継いだ千鳥が一人勝ちのような状態となっているが、テレビ関係者も〝脱吉本〟を進め始めているようだ。
そこで、坂上忍が注目されているようだ。
なぜかつての「嫌われ司会者」が今
過去には過激な発言が物議を醸し、〝嫌いなMC〟の筆頭だった坂上だが、テレビ関係者の間ではかねてより評価が高かったようで、関係者によると「MCとしてフラットな感覚があり、場の空気を読み取って進行できる」「週刊誌やネットで叩かれながらも、安定した視聴率を稼げる」「最近では、『さかがみ家』の活動もあって、好感度がグッと上がった」との高評価。
ただ、当の本人は戸惑いを見せているらしい。
坂上は60歳になったら芸能界を辞めると宣言しており、タイムリミットまであと約3年。芸能活動は『さかがみ家』の運営費を稼ぐために続けているような状態らしく、ほとんどセミリタイアしているといっていい。
松本が戻るまでという期限付きなら芸能活動を本格化させやすいが、本人は帯番組をもうやりたくないとこぼしているよう。
松本人志に代わる存在に?
女性への性加害疑惑を報じられたことにより、裁判に注力するとして活動休止中の松本。現在、相方の浜田雅功が一人で担当しているダウンタウンの冠番組も、裁判の結果次第では打ち切りになる可能性がある。緊急事態に備え、各局でダウンタウンに代わるMCを探す動きが加速しているそうだ。吉本以外のタレントを起用したいというプロデューサーも多く、熱視線を送られているのが坂上忍なのだ。
帯番組の『バイキング』(フジテレビ系)を2022年4月に終了して以降、坂上はレギュラー番組を『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)、『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)に絞り込み、週の大半は私財を投じて建設した動物保護ハウス『さかがみ家』の運営に勤しんでいる。